看護

呼吸器疾患!〜緊急対応〜

こんばんは⭐️

今日は、
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんがネーザルハイフロー(NHF)からNPPV装着になり、NPPVから挿管管理になった例について書いていこうと思います!!

まず始めに、一般病棟で使用されていることは少ないのでNHFについて説明します!


NHFとは酸素投与でも酸素化の改善が得られない患者さんや抜管後に酸素化が悪化するリスクが高い患者さんなどに使用されます。


純粋な酸素投与では、通常10L程度が限界ですが、NHFでは30ー50L/分程度の流量を流すことが可能です。流量が上がる分、通常酸素濃度FiO2は40%程度に設定します。
NHFは会話や食事が可能で、陽圧をかける事もできます。

COPDとは?
長期的な喫煙によって起こす肺の炎症性疾患です。慢性気管支炎や肺気腫などのことを指します!😷COPDは慢性的に肺が悪くなるのでSpO2が80台後半でも安静時は自覚症状がないことがあります。
しかし、労作時の息切れが著名なのが特徴です。
NHFやNPPVを使用しても呼吸不全が改善しない場合には気管挿管の上人工呼吸器を装着する必要があります。

今回の事例の患者さんも
意識障害、肺炎の診断で入院し、
長期の喫煙歴があり、
COPDと診断され、ICUにて
数日間NHFを使用していました。前日から食事も開始され
少しの体動であれば、自身で行える状態で
SPO2は80台後半から90台前半で経過していました。
しかし深夜帯から血液ガスデータが急激に悪くなり、
SpO2もNHFをしている状態で80台前半ということでレントゲン検査実施し、案の定、入院時より肺が真っ白!!!COPDでは肺気腫により普通は透過性が亢進しますが肺炎もあり、透過性は低下していました。


したがって、NPPVの装着へ切り替えるよう指示がありました。


NPPVはマスクが顔面を大きく覆い、強い圧がかかり会話が出来なくなるため、患者さんによっては、かえって強い負担を感じ不安になってしまう患者さんもいます😢

今回の患者さんもNPPV装着後、NPPVの陽圧換気に同調できず、呼吸困難感が出現し始め、苦しさのあまり、 意識障害がではじめました。
その後呼吸器と同調し始めてからは90~92%で維持していましたが、
朝方SpO2 が70台まで低下。ガスデータは、PaCO2 30.7PaOa2  50.2 でした。その他の電解質異常もありました。
なぜ、夜勤帯からギリギリの状態であったのに、ここまで医師が挿管することを拒み、悩んでいたかというと、
COPDの患者に1度挿管をしてしまうと、人工呼吸器の離脱が難しく、一生外せないというリスクが高いからです。
挿管管理というのは長くて2週間と言われています。
SBTという、人工呼吸器離脱トライアルをして抜管を行いますが、
そのSBTトライアルにて不可能だと判断された場合、 もしくは、抜管したが、呼吸状態が悪化し、再挿管となった場合には
気管切開術を検討します。  したがって、COPDの患者さんは人工呼吸器離脱が難しい(それだけ肺の状態が悪い)ため、 気管切開術を施行せざるを得ない可能性が高いので、患者の予後を考えると極力挿管はしたくない!
ということもあり、粘った結果早朝に
「もう挿管しよう。」と医者のひとこえで 
バタバタと挿管準備をし、
挿管が実施されました。

挿管については次の記事に記載します!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

投稿者

itsu271128@gmail.com
23歳看護師、救命救急センターに所属。 ブログ歴2年。 記事など本格的に始めたいと思い新規開設しました。 看護師3年目で救命科医師と結婚。 経験などから役立つ内容を書いていきます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です